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zoom RSS これぞ建築の神髄

<<   作成日時 : 2015/09/01 07:52   >>

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 完成から30年以上経った今、素晴らしさが認められたマンションがある。これぞ建築の神髄。
 第11回日本建築家協会25年賞 (2011年度)にゆりが丘ヴィレッジ(神奈川県川崎市)が受賞している。設計は「斜面の魔術師」と言われた井出共治氏(SUM建築研究所)、建築主は第一ホテルエンタープライズ、施工者は鹿島建設。
 審査委員の芦原太郎氏は、急斜面に階段状に貼りついた住戸のテラスには樹木が生い茂り、25年以上の歳月により環境は明らかに質をたかめている。共に樹木をそだてるうちに環境に対する愛着が増し、住人のコミュニティが形成され維持されていることはすばらしいことである。建築は控え目でシンプルな構成であるが、壁式構造・フラットスラブの住戸内部はのびのびと開放的で、間取りの変更も容易で様々な生活に対応してきた姿を読み取ることが出来た。樹木や人々の生活と共にあった建築は年月を経てその価値をましている。その意味で正にJIA25年賞に相応しい建築である。と講評している。

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 ゆりが丘ヴィレッジ計画は、1980年から1985年にかけて、1.85ヘクタールの斜面地に13の棟を配した。住戸は斜面に沿って南北に長く階段状に積層されており、敷地外周も棟間も百合ヶ丘の雑木林の構成種が植えられている。このように、マンションは「空間と環境」が生み出され、樹々は季節ごとに、年ごとに変化している。竣工から25年以上経過し、マンションは「緑に埋もれた住居」となり、環境は明らかに質が高まっている。
 ゆりが丘ヴィレッジが教えてくれるのは、その場、その場の時代の流行で設計をしていくのではなく、未来の建築を見据えて設計に臨む事が大切である。という事。30年以上に亘って、長く地域の環境に貢献し、風雪に耐えて美しく維持され、社会に対して建築の意義を語りかけてきた。
 スクラップアンドビルド等によって建築寿命が短い日本において、竣工から約30年たった現在も、住人にこよなく愛され、そして環境が当時より良くなっていることに驚かされる。

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