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zoom RSS 「新徴組」

<<   作成日時 : 2007/04/19 23:53   >>

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 酒井佐衛門様お国はどこよ 出羽の庄内鶴ヶ岡

 酒井なければお江戸は立たぬ 御回りさんには泣く子も黙る

 山形新聞に小説「新徴組」の連載が始まった。作者は地元出身の佐藤賢一。ヨーロッパの歴史物というイメージがあったので驚いた。

 新選組に比べると、新徴組は知名度がほとんどなく、その最後の悲惨な結末からか、現代においては、歴史上からその名が忘れられている。しかし、江戸市中警護に活躍し、当時の江戸市民に感謝された新徴組もまた、幕末という時代を裏から支えた存在であった。

 庄内に入った新徴組の組士とその家族は、鶴岡より8`離れた湯田川の地で旅館民家37軒に分宿、その中の隼人旅館を新徴組の本部として、鶴岡藩士と共に幕府軍となり戊辰戦争を戦う。時を同じくして、新選組も戦下で数を減らし散り散りになっていく。副長であった土方歳三は会津で白虎隊を指揮するなど各地を転戦し、北海道の五稜郭で最期を遂げている。清河八郎をはじめ激動の時代の中を駆けるように生きた若い志士たち。それぞれの信じる信念は違っていても、日本のためを思う気持ちは同じであった。

 新選組と新徴組の誕生のきっかけとなったのは、出羽庄内の志士・清河八郎が考案した浪士組結成によるもの。文久3年1月、幕府によって募集された浪士組は、表向きは将軍上洛のための警護兵としての役目を背負うものであったが、清河の本心は別のところにあった。清河は、幕府の力を使って結成した浪士組、尊皇攘夷を目的とする反幕勢力に変化させようとの策略を持っていた。
 江戸で集まった浪士組は総勢で234名であったが、彼らが京に到着すると、清河は壬生にある新徳寺に浪士達の代表を集め、その秘めたる策略を演説し、それに同意を求めた。この清河の独断行動に反感を持ったのが、近藤勇や芹沢鴨といった13名の人物。彼らは清河と袂を分かち、後にこの集団が「新選組」に変化することになる。
 一方、清河に率いられた浪士組は、幕府の命令により江戸に戻ることになったが、清河はそのことを逆手に取り、幕府に攘夷実行を迫る工作を続けていたのだが、江戸に戻った清河は、4月13日、幕府の刺客、佐々木只三郎ら6名によって麻布一ノ橋で暗殺された。
 清河が暗殺されてから2日後の4月15日、幕府は浪士組を「新徴組」と改称し、彼らを庄内藩酒井家に預けることに決定した。
 10月26日、江戸の治安悪化を憂慮した幕府が、庄内藩ら13藩に対し、江戸市中警護の命令を下すと、状況が一変し、新徴組は再び歴史の表舞台に登場した。
 庄内藩は江戸市中警護の主力として、新徴組をその任務にあてることにした。東北育ちの庄内藩士よりも、関東近辺で募集された浪士組を前身にもつ新徴組の方が江戸の地理などにも詳しく、その任に最適だと考えたからである。この庄内藩新徴組の江戸市中警護が非常に行き届いた。
 新選組が京で名を上げている頃、同じく新徴組もまた江戸でその名を上げていた。しかし、そんな新徴組もまた、幕末という大きな時代の渦に巻き込まれることになる。

 幕府と薩長との対立が日増しに激しくなった慶応3年12月25日。庄内藩は江戸薩摩藩邸を焼き討ち、戊辰戦争の火蓋が切って落とされた。新徴組もまた、薩摩藩の支藩であった日向佐土原藩邸を襲撃した後、薩摩藩士とも戦う活躍を見せたのだが、年が明けて勃発した「鳥羽・伏見の戦い」では、幕府軍は薩長連合軍に惨敗を喫し、その後、将軍徳川慶喜は恭順・謹慎の態度を示した。そのため、新徴組は庄内藩士と共に庄内へと帰国、最終的に庄内藩もまた降伏することになった。
 戊辰戦争後は正式に庄内藩士となり、明治3年には鶴岡・大宝寺・道形に137戸の屋敷、通称「新徴屋敷」を与えられた。また、地元の庄内において開墾事業に着手することになったのだが、新徴組も開墾事業に参加を余儀なくされた。
【清河八郎】
 天保元年、出羽庄内清川村 ( 現在の山形県鶴岡市清川 ) の郷士、斎藤豪寿の長男として生まれる。幼い頃から多岐にわたり学問に精進、18歳で江戸に出て儒学を学ぶ。剣術では千葉周作の玄武館に入門、北辰一刀流を納める。本名は斎藤元司。享年34歳、墓は浪士隊が結成された伝通院、処静院に今もお蓮と並んで建っている。

写真は鶴ヶ岡開墾場に移築された新徴組屋敷(石置き屋根)
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